「確定拠出年金制度を導入すると、なぜ優秀な従業員を確保しやすくなるのか?」

コラム「確定拠出年金制度を導入すると、なぜ優秀な従業員を確保しやすくなるのか?」


 

確定拠出年金の制度導入をお考えになる企業さまの動機はさまざまです。

そして、企業経営の関心事も、またさまざまですが、

その一つが優秀な人材確保であることは、多くの企業さまで異論のないところでしょう。

 

会社が伸びるためには、優秀な人材がまずもって欠かせません。

「やりがい」や「キャリアのモチベーション」を前面に打ち出しての人材確保ももちろん有効です。

それに加え、「働きやすさ」や「福利厚生」「退職金制度」の充実度も、人材確保に大きく寄与します。

 

「ウチは大企業並みの退職金制度や福利厚生制度なんてとてもとても・・・」という中小企業の経営者さまもいらっしゃるのですが、この確定拠出年金こそ”大企業並みの退職金制度や福利厚生を備える手段”のひとつなのです。

 

まず、この確定拠出年金制度は、社員の給与から選択させて積立てていく設計も可能です。ですから、会社がフルに資金拠出しなくても退職金制度の整備が可能です。

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そして、次に、この「確定拠出年金がポータビリティのある制度」であることがポイントになります。

ポータビリティとは、”持ち運びできる”という意味です。

 

なぜ”持ち運びできること”が、メリットになるのか?

それは、転職前の会社で積み立てた確定拠出年金資産を、転職先の会社へ残高を持ち運んで、引き続き掛金の拠出や運用が可能となるからです。従来の終身雇用が前提の時代と異なり、キャリア転職が普通になりつつ現代においては、このポータビリティは、インセンティブになります。この確定拠出年金制度が導入されていることによって、優秀な人材が躊躇なく御社に転職してくることができるのです。

さらに、確定拠出年金を導入することで、募集要項に「退職金制度あり ―確定拠出年金制度あり」と記せることもメリットです。